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公開日2014.12.18

日本で初めて経験した「反省会」

反省について

前回のテーマ「謝る文化の違い」に続き、今回は似たような概念「反省の違い」について考えてみたい。交換留学生として日本に滞在中、「反省」の意味を理解しているようで出来ていない自分がいた。というか、日本の反省の仕方をしっかりと認識していなかったと言った方が正しいだろう。日本で初めて知った「反省会」の文化はとても印象的であったのと同時に理解するのに苦しんだのも事実だ。なぜなら、アメリカ人の反省の仕方と全く異なっていたからだ。

「反省会?!」ばかばかしい・・・

日本で初めて反省会を経験したのは、一橋大学に交換留学生として在学中にバスケ部に入部をしたときだった。練習のスタイルからトレーニングはアメリカとほぼ同じで、特に違和感はなかった。しかし、練習後に行われた出来事は今までに体験したことのなかった、人生初の反省会だった。

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チームメンバーとコートの真ん中に集まり、一人一人が手を挙げてその日の個人的な反省をみんなの前で言うのだ。日本人からすると、当たり前のように聞こえるかもしれないがアメリカ育ちの僕にとって、とても不思議な光景だった。「今日は全力で走りませんでした!」「シュートミスが多すぎました!」と声を張って発言しているみんなの姿を後ろで静かに聞いていた。全力で走っていない?シュートミスが多かった?何でこんなことを口に出して言うのかが、当時の僕には全く理解できなかった。アメリカではみんなの前で、自分ができなかったことや失敗なんて発言しないし、仮に練習でそんなことを言ったら弱音を吐いているように思われる。練習第一日目なんだから、ミスや鈍さが出てしょうがないと思っていたし、だからこそ今後に向けて練習をしないといけないんだ!と言いたい気持ちでいっぱいだったことを今でも覚えている。個人的には第1回目の練習としては絶好なスタートを切ったと思っていた僕だったが、みんなの反省を聞いていいるうちに、何かネガティブな気持ちになり、今言うのもが恥ずかしいが反省会なんてばかばかしいと思っていた自分がいた。

しかし、これをきっかけにその後も多くの反省会に参加するようになった。部活だけでなく、ゼミのプレゼンテーションから文化祭まで、とにかくグループ行事終了後には反省会を行うんだと気付いた。反省会もすればするほど、慣れてくるかと思っていたが、グループイベント終了後に「これがだめだった、あれがだめだった」などでその日を終えることはどうしても納得できなかった。無意識に「Great job today!」などと周りを褒めたくなってしまう。こういう自分ってやはりアメリカンなんだなぁと思わされた。

「反省」と「後悔」はどう違う?

このような体験を通して日本へ留学中、反省とは一体どういうことなのか?と考えるようになった。反省をしているみんなの姿をみて、反省というより後悔をしているのではないかと思ったことがある。実際、反省と後悔は違うのだろうか。辞書で二つの言葉を調べてみた。(参考:www.weblio.jp (三省堂大辞林))

反省:振り返って考えること。過去の自分の言動やありかたに間違いがなかったかどうかよく考えること。

後悔:あとになって悔やむこと。

要するに、両方とも過去に起こった間違いや失敗について考えることになるが、後悔はその失敗を「悔やむ」ことになる。反省会でよく耳にした表現「~をこうすればよかった」は変えられない過去を変えようとしている「後悔」に聞こえてしまうのでは?と思った。

では、反省とは一体何なのか?後悔との一番の違いは、失敗から「あぁすれば良かった・・・」と思うのではなく、「同じ問題が起こらないようにはどうすべきか」や「次回はこうしよう」などと問題を指摘し、さらにその解決法を考え出して未来をポジティブな方向へ変えていくことが反省なのではないか。それは、反省会を行ったときに優秀なグループリーダーが常にみんなから引き出そうとしていた重要な質問だった。

アメリカ人は反省をしない?!

アメリカ人はいい訳が多く、反省をしないとよく聞くがそんなことはないと思う。確かに何か問題があったときに、「No problem」と弁解が始まることは多いが、それは反省していないわけではない。人間であれば誰でも反省する。ただ、アメリカ人は日本人と反省の仕方が違うだけなのだ。それは、僕自身の反省の仕方がアメリカ人らしいから共感できる。

アメリカでは日本のようにみんなの前で反省をシェアーすることに抵抗があり苦手だ。前回のコラムでも触れたが、アメリカ人は自信の社会。自己の弱点や過ちを表に出してしまうと「弱者」として見られてしまうため、反省をするときは自分自身で間違いを考えることが多いように思う。「自信がある人」のイメージを保つためにも、欠点や間違いなどを自分の口から発することはある意味タブーでもある。それは、自分自身で間違いだと分かっていてもだ。

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日本人であれアメリカ人であれ、反省は必ずすると思う。日本では周りと反省を話し合う習慣があるが、アメリカでは自分で考える文化が根付いているように僕は思う。日本人が自己を褒めること、褒められることが苦手であるように、アメリカ人は自己の欠点や間違いを認めたり、指摘されるのが苦手なのだ。もし、反省が「過去の間違いについて考えて周りとシェアー」することであればアメリカ人は反省をしていないといえよう。しかし、反省とは自分の言動を振り返って『考える』こと。同じ失敗を犯さないように心がけをすることができれば、反省の仕方は関係ないのではないでしょうか?

人間は反省をしながら成長をしていく。悪い結果から目をそらし反省をしない人は、将来ポジティブに変わっていくことはないだろう。「反省会」なんてばかばかしいと思っていた自分。それは、自分自身が自己の欠点や失敗を周りに言いたくない、言えない頑固なアメリカンなとこがあるんだと気づかせてくれた。そんな自分に改めて反省をしたいと思う。自分の失敗を恥ずかしく思うよりはそれをしっかりと意識し、周りからの指摘のしっかりと受け止め一つ一つ改善していきながら自分の未来へ向けて成長していきたいと思う。

    
            
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コメント

  1. 松草 より:

    Jun!「しょうがない」の英語を調べようと思ってネットを調べていたら、分かりやすいサイトを発見!と思ったらJunの顔が出てきてびっくりしました(笑)反省が後悔で終わってしまって建設的な方向に進まないとい失敗は、確かにアメリカ人の視点から見た方がはっきり見えるだろうね。すごくいいページだと思うから、これからも頑張ってな~!

    • Jun より:

      松草!!(笑)

      こんなところでつながるとは・・・ちゃんと英語を続けて勉強している証だね。反省の記事を読んだってことは、僕の大学時代の本当に気持ちがバレバレだね(笑)またいつかアメリカにくる機会はあるのか?松草も今後頑張ってな!!遠くから応援しています。

  2. エメス より:

    毎度ながら鋭い指摘です。これは日本に根深い問題だと思います。村社会ゆえの減点主義な考え方が”反省会”というなの非生産的な物を産み出すのだと思います。

  3. かつ より:

    今月からpodcastで楽しく学習させてもらってます。
    反省と後悔、とてもinterestingなトピックです!
    日本文化は「和」の文化なので、誰が優れている、何が凄かったと発言し、それができていない人が「自分はダメなんだ」と思わないようにダメだった部分をあえて発言させているのかなとも考えています。
    大丈夫、みんな一緒だよ!という考えが日本文化の根底にあるように思います。

    • Jun より:

      確かにそうかもしれませんね。ということは本当に反省をしていない時もあるのでしょうか?日本の反省の文化はとても興味深いです。

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